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チートではあれど、「選択」したのは自分自身
小説レビュー  |  2023.01.10 23:31
 柏木巧。  |  ヒット数 : 197 (重複含む)
異世界は選択の連続である ~自称村人A、選択肢が見える能力
作家 : 八白嘘

異世界に転移した主人公・相葉奏刀に与えられたのは、選択肢が見える能力 青枠は好転 白枠は現状維持 黄枠は警告 赤枠は危険 青い選択肢を選べば、常に最善の結果が得られる 最善以外を選択する意味はない 確実な成功を前にして、確実な失敗を選ぶことほど愚かな行為はないのだから だが、それは果たして、自らが選択したと言えるのだろうか 人は、最善からは逃げられない 青の選択肢を与えられた奏刀は、神の操り人形に過ぎない だからこそ── これは、神に与えられた"最善"に抗う物語である


「有用な選択肢が見える」という、ありそうでなかったチート能力。

良い未来に向かうと分かれば、多少の葛藤があるにしろ選びたくなるのは人間の性だろう。

だが、いつだって最善の選択肢が目の前に転がっているわけじゃあない。

この作品に出てくるチートだって、「その場での」最善でしかない。

結局は自らの手で掴み取るほかないのだ。


もし、現れたすべての選択肢がどれも最悪へ向かうものだったら?
その時こそ主人公にとっての本当の試練なのかもしれない。



内容以外でも、文章力が高くて読みやすいし、世界観も独特なのがとても好き。

土台がしっかりしたライトノベル好きにオススメ。

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